座学会場に展示してあったB747の窓ガラス。
かなり分厚いガラス(外側)と強化プラスチック(内側)で構成されてました。
ではいよいよ実機の整備現場へ向かいます。
あ、そうそう。
今回は写真の数がめちゃめちゃ多いということを先にお断りしておきます。
もともと携帯向きじゃないけど、なおさら携帯向きじゃないってことも
お詫びしときますね。
専用ヘルメットを装着して現場に移動します。
40人ほどを2班に分けて進行。
(この中に小学生と思しき子供が2人混じってたけど、君ら学校はどうした?)
はい、これが機体メンテナンスセンターの現場です!
なんだかガチャガチャしてるところに飛行機が入ってるもんだから、
スケールが伝わりにくいかも知れませんが、東京ドーム1.8個分の広さですよ。
それはそうとANAのお姉さんたら、ここに到達するまで、
どの機種が整備に入ってるか教えてくれないんだもんな〜。
じらし上手だわ。
というわけで本日は、
B767-300(JA8568)とB777-200(JA8199)が整備(C整備)を受けていました。
B767は現在でもANAの保有数1位を誇っていまして、
ほかにJALとSKYとADOも飛ばしてるので、
総じて日本の空を一番多く飛んでる機種ということになります。
なので当然ここにおわす確率も最も高いわけでして、
やっぱり居たかの巻なのでした。
B6の垂直尾翼ちゃん。
整備では、ありとあらゆる部位にお触りするため、
がっちがちに足場が組まれているんですな。
ここだけ見たら何だかわかんないよね。
でもこういう絵こそ非日常を思わせてくれるのでワクワクします。
足元に並べられていたのは座席ウエの荷物入れ。
普段と違う状況になんだかビビります。
B6の荷物入れは開口部が平らなのが特徴なんですが、
それゆえ、こう並べられるとロッカーにしか見えませんね。
一行は徐々に機体へ近寄っていきます。
水平尾翼と機体後部が見えます。
どんな作業をしてるのかは、そもそも判らないんですが、
足場に囲まれて、わき腹から管を突っ込まれてる姿は、
さらに何だか判りません。
反対側からぐぐーっと近寄りました。
管が窓から入ってるのがたまりません。
普段開くべき場所ではない、そんなところを通っちゃってるのがもう。
ご覧の通り、内装は全部取っ払っています。
さっき転がってた荷物入れは、ここに戻っていくのですね。
隅々まで入念に整備が行われていきます。
とうとう地ベタまで降りました。
目の前にはB777さん。
”フフフ”と見えることから「笑う飛行機」なんて呼ばれてしまたっけ。
外にいる姿が当たり前の飛行機を、
室内で見るというのが現実離れしてて興奮します。
車のガレージとはワケが違い、
ご覧の通りとにかく広大なスペースなのです。
なので、整備士さんたちはチャリ移動。
重い部品も運べるように三輪自転車です。
場内で目立つようにピンク色なのだそうですが、
そんなに目立つかなぁ?
そこを颯爽と走り抜ける整備士さん。
なんだか得意気に見えるのは気のせいでしょうか。
さらに近寄って、前方左側のドアを煽りで。
いつもみんなが乗り降りする所ですね。
それにしてもこういう写真はこの場ならではです。
この角度からドアが閉まってる写真を撮るなんてありえないですもんね。
善哉善哉。
ナセルカバーを開けてエンジン内部の点検。
日頃はナセルに包まれて、一見スマートなエンジンも、
中身は無骨でグロテスクなのです。
ウォーズマンの素顔といった感じでしょうか。
主翼の下からこんにちは。
これこそ普段やれませんね。
全体の21%を日本の企業が作っている777ですが、
特にこの主翼周りの仕事が多い。
最も肝になる部分は、日本の技術に委ねられたということですな。
大変誇らしい。
後ろから失礼しやす。
APU(補助動力装置)の排気穴が一番後ろに開いていますね。
これ以前の機種では丸い穴が開いてて、お尻の穴のようだったんですが、
777からはこのようにスマートな穴に変わりました。
個人的には、遠目に777を識別する時の目印にもしています。
さらに真後ろから失礼しやす。
鯨の尾びれみたいですね。
この水平尾翼の角度が変わることで上がったり下がったり出来るのです。
これまた大変重要な働き手。
さて、一通り飛行機の近くを回ったあとは
格納庫の外の見物です。
そこはもう滑走路。
時間帯や風向きで飛行機の進む方向が変わるんですが、
今日は南風のため向こうからこっちに飛んでくるコース。
いつもの風ならこの逆だから、着陸してくる飛行機が目の前で
どどーんと見られるんですが、んー実に残念。
こんなちっちゃっこいのしか見られませんでした…
ちなみに午前中は濃霧のため、
姿は全く見えず、ジェット音だけが響いてたそうです。
というわけで長々とお付き合いありがとうございました。
いちいち座学があると思うとちょっとダルい気もしますが、
また必ず見学に行きます。
なろうことならB747が健在のうちにここでお会いしたいもんですな。
おまけ。
整備士さん個人個人の名前が貼られてる道具箱。
工具の一個でも無くしたりしたら大変な騒ぎになります。
(映画「ハッピーフライト」を観た人ならわかりますよね)
なので厳重に厳重に保管されているのです。
写っていないけど、実数はこの3倍ほどありました。
いっぱいいるんですねぇ。